自粛期間中は、昭和レトロ自転車に乗ろう!その3(歴史・乗り心地編) [昭和レトロ自転車]

1946年、本田宗一郎さんが、陸軍の無線機発電用エンジンを自転車に装着し、「バタバタ」と呼ばれるエンジン付自転車を作った。
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 私はずっと,完品を売っていたと思っていたが「客の持ってきた自転車」に装着したらしいので、あくまでもエンジンとタンク部分で「バタバタ」と呼ぶのだろう。なんでも飛ぶように売れたらしい。皆が真似するので、同業者乱立!これが最高速度35km/h位出たらしいので、原付の法定速度は30km/hとなったらしい。
 最終的には現在・4強メーカーが残ることになる。
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しかしそれは超超高級品!自転車でさえ買えない人が沢山いるのだ。
バタバタは無理でも、月収をはるかに上回る価格の自転車を、頑張って買い求める人も増えた。買えない人はレンタルしたらしい。

 数多くの自転車メーカーが乱立。※オクで、レトロ自転車ヘッドバッジを検索すると、戦前~戦後までの知らないメーカーがわんさか出て来る。めっちゃ欲しい!。
戦前、そして戦後・昭和25年~昭和33年までは、自転車ナンバープレート(自転車鑑札)を前面またはリアフェンダーにつけていたそう(近年の、盗難対策の自転車鑑札とは異なる)。車両を離れるときは、ナンバーの中央がスライドして抜けてカギとなる。つまりナンバー中央がなくなるので、それに乗っていると盗難車となる。

 ※スライド鍵のないナンバーもあったようだ。デザインは自治体によってまちまち。  また、自転車税(!!)もあったそう  200円だったらしい。今じゃ考えられん・・。 ナンバー欲しいな、オクに出ないかな。自転車回収業の事務所に聞きに行ったこともあるが、60代くらいのおじさんは、「ロッドブレーキの車両はたまにあるけど、ナンバーは見た事ないな~。自転車にナンバープレートなんかあったんだ」との事だった。どうやらナンバーがあったことも知らないらしい。80代くらいじゃないと知らないかもしれない。 でも、いつか必ず手に入れるぞ。ナンバーが付いて、初めてレトロ自転車趣味のスタートに、立てる気がする。

本当に、今の自動車かそれ以上の高級品だ。
そんなころの庶民のあこがれ・自転車。出前や紙芝居、仕入れや配達、通勤に大活躍!!
その頃に思いを馳せながら、今日も山口の自転車を漕ぐ幸せ。一番嬉しいのは自転車税がないこと(笑)。
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戦後の動乱期に生産され、おそらく60~70年以上の時を超えたこの個体、譲り受けた私は、毎日のように乗っている。
中央のフレームがないので、スーパーカブのようにステップ上のフレームをまたいで乗れる。楽だ。
レトロ自転車は、昔の人の体格に合わせているのでポジションは窮屈。だからシートポストを数センチ上げた。固着していて大変だった。

上り坂もキツイ。だが、手前に回り込む形状の、レトロな幅広ハンドルに手をかけ、スプリングのきいたサドルに全体重を預け、ゆったりと乗るとイイ。テールランプ以外はほぼ金属でできており、重量はあるが、それが功を奏し、安定性のある唯一無二の乗り心地だ。

目的地に着いたら、「キー」と軽くドラムブレーキの音を響かせ停止、おもむろに降りる。スローライフにぴったり。副交感神経が優位になる乗り物。LEDライトに交換してあるので、夜の走行も安心。とにかく明るい。これ、多分乗ろうと思えば一生乗れる。製造から100年乗れるだろう。
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凄くジーっと見る人もいる。まず他人とかぶらない。
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お爺ちゃんありがとう!











パナソニック(Panasonic) サークル錠 SAJ081ブラック自転車

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  • 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
  • 発売日: 2014/09/01
  • メディア: スポーツ用品









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