パチもんの魅力(ジャンボーグA) [昭和ソフビ]

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昭和のおもちゃ界にはパチもん(正規の版権元に無断で商品化・またはそれに準ずる類似品)が数多く存在しました。今は恥ずかしくて作れなそうなかわいいにせものです。ただの交通渋滞の写真に手書きのウルトラ怪獣を合成した怪獣写真や、パッと見、「あれ?でも違うな」と、子供でも違いに気付きそうなソフビなどたくさんあります。専門にサイトを作ってらっしゃる方も多くいらっしゃいます。なぜわざわざにせものをサイトに?それは魅力があるからです。
 今回はそんな中の一つ「ジャンボーグA(昭和48年)とジャンボーグ9です。一つだけパチもんです。おわかりですか?・・、そうです、向かって左、白いソフビがそうです。足裏にもどこにもメーカー名が書いてありません。塗装もアバウト。作りもアバウト。しかしこれまた何とも言えない味わいがあるのです。よく見てください右手がパー・左手がグーになっています。怪獣とジャンケンでもしようというのでしょうか?。手袋の裾は外側にはみ出し、デビルマンの手みたいです。パチもん製作会社も「これくらい違うようにしておけば、あとは似せても見逃してくれるんじゃね。」なんて感じが伝わってくる、またそれを許容したおおらかな時代を感じます。では横から見てみましょう。
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水色のオリジナルが堂々としているのに対し、白のパチもんは、申し訳なくお辞儀をしています(笑)。ブーツも前側しか塗ってないし・・とほほ。でも何だかにくめない、そんな愛すべきパチもんなのです。
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