突撃!ヒューマン!! [昭和ソフビ]

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私の大好きだったヒーロー!突撃ヒューマン。ドリフのように,舞台で明るく楽しく行われるヒーローショー番組でした。主演は宇宙鉄人キョ―ダインのスカイゼル役でおなじみ、夏夕介さん。ナレーターはなんとルパン3世の山田康雄さん。仮面ライダーの裏番組でした。ライダー怪人の暗さ不気味さが苦手な私はたちまちヒューマンファンになりました。番組の終わりに、怪獣の着ぐるみプレゼントがあり、のどから手が出るほど欲しかったんですが、宛先が数秒しか出ず、送ることさえできませんでした。今なら「とりあえずテレビ局に送っとくか」みたいな頭もありますが、残念でした。この時出た怪獣の多くはのちに、グリーンマンに出たそうです。
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会場の子供たちが、ヒューマンサインと呼ばれるシングルレコードくらいの丸い紙の穴に、人さし指を入れぐるぐるまわし「ヒューマーン」!!と呼ぶと天井のピアノ線を伝って飛行形態の人形が舞台に飛んできます。途中で引っかかって止まっちゃったことがあるなんて情報もありますが、あったようなそんな気もします。とにかく異色で楽しかったです。しかしこのヒューマン・視聴率が伸びず、わずか3カ月で打ち切りとなったのです。フィルムも現存せず、今となっては見ることもできません。しかし、ひょっとするとフィルムが残っている可能性もすてきれません。奇跡を待ちましょう。ぜひ見たいすごく見たいどうしても見たーい。そんなヒューマンファンの私が念願のソフビを数年前3000円で手に入れました。ゆがみや色はげがあります。もっと程度が良ければ価格は何倍もするでしょう。いつも1000円くらいのものばかり買っていましたが、ヒューマンは別格です。すぐに購入。身長は少し大き目15~6センチくらいです。見るほどに、今のヒーローにはない独特のデザインだと思います。ヒューマンファンのかた、いらっしゃいますか?
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Roma

はじめまして。
当時我が家では、夜7時はNHKニュースの時間だったのもあって、多くの特撮ヒーロー番組はリアルタイムで見られず、小学館の学年誌と、番組を視聴した同級生の感想が主な情報源でした。
ミニチュア特撮が好きな私にとっては残念ですが、舞台での公開収録番組だったヒューマンは、あまり魅力的には映らず、7時台の番組でもあったため、「観たい」と思わないようにしていたと記憶しています。

ご他聞に漏れず、ウルトラマン、セブンが大好きでしたが、ヒューマンが、同じ成田亨師によるデザインだと知るのには、季刊「宇宙船」が発刊されるまで7年以上を要しました。
実は、デザイン上では、ヒューマンは、ウルトラマンとセブンの融合、再統合、リニューアル的試みであったということを知ったのは1983年頃だったと思います。
ジャイロックとの戦いは、ウルトラマンの、対レッドキング戦の再来であったことも。
ヒューマンのマスクは、鏡面仕上げを求めた結果、金属の叩き出し、という造形家成田師ならではの発想でした。個人的には、加工が大変だったためか、少々大きすぎる頭部と、その金属質感から、なんとも頭でっかちで重そうな印象を子供心にも持ったものです。
しかし、その画期的なデザインによって、ウルトラマン、セブンをも超えんとしたその意欲が込められた、ヒューマン。ROma
適わぬ願いでしょうが、あのデザインを生かし、現代の最新技術で造形リメイクが出来ないものでしょうか。


by Roma (2009-08-10 23:30) 

のんびりヒーロー001

Romaさん、コメントありがとうございます。こんなアバウトなブログに丁寧に書きこんでいただき光栄です。ヒューマンのマスクにそんな深い思いが込められていたとは知りませんでした。私も、マスクのリメイクに賛成です。成田亨さんはウルトラマンやポインターなど数えきれないほどのデザインを手がけたそうですね。そのデザインの良さもあって、たった3ヶ月の放送にも関わらずヒューマンファンはけっこういるようですね。最近フィギュアも発売されたようですし。ヒューマンは、後半、弟のヒューマン2号(レッド)も登場し、ラスト3回は兄弟で戦ったそうですが、ファンとしては是非ともみたいです。Romaさんのコメントでまたヒューマンが好きになりました。ありがとうございました。
by のんびりヒーロー001 (2009-08-30 23:33)