2018 夏 北海道ツーリング・6 一気に最終日まで(9~12日目) [ST250E]
8月8日の朝、厚岸のライハを出発。いよいよ雨が降りそう。海岸沿いは波しぶきがひどい。道路にも降りかかってくるところがある。しかし、正直なところ少しスリリングで、嫌ではない。走り続けて夕方になり、まだ雨は降らない。ラッキーだ。新冠を過ぎ、しばらく行くと、またライハの看板を発見、もうここにお世話になろう。
ライダーハウス、遊々仙人倶楽部だ。仙人と思しき優しくて親切なオーナーが迎えてくれた。
震災で不通となってしまったJR日高線 節婦駅から歩いて20秒くらい、のところにある。トイレはこの駅のトイレを使用することになる。町できれいに維持してあるのだ。
ライハの値段を聞いてびっくり驚愕の100円!!!!!
しかもユニセフに全額寄付するという。とりあえず350円を箱に入れる、もっと入れても良かったな・・。
1階に6畳くらい、2階に15畳くらいの部屋があり、チャリダーの青年1人だけだったので私は2階を独占、布団もあるし本当に助かった。静かでのんびりできた。
夕方はオーナー紹介のベンチタイムというおしゃれなレストランで特製ディナー1000円。オムライス、とんかつ、ハンバーグ(多分)、ライハの宿泊者のみのお得なメニューだ。
美味しかった!
牛乳とソフトクリームのおまけつき。
オーナーの女性も明るく親切!
その後ライハから5分くらいのところにある新冠温泉に入る。この旅初温泉だ。
広くて眺めも良い、高台にあるので海も見える。
ライハではバイクを中に入れてくれる。
ぐっすり眠った。
翌日昼ごろまでゴロゴロし、出発。
日高線の惨状を目の当たりにする。
もう帰りの苫小牧まで100キロ無いので、あえて遠回りして富良野方面へ向かう。さすがに午後から初の雨に見舞われる。237号を北上したのだが、とにかくダンプ、トラック、トレーラーばかり。上りも下りも9割近いのではないだろうか。延々ディーゼルのばい煙と水しぶきに見舞われる。北海道でこんなに悪い空気を吸うとは思わなかった。ここは2度と通りたくない・・・・。ただ、トラックのマナーはわるくない。
雨の中富良野でメロンを食べようと思い立った。試食にこれをもらった。甘~い。マジ甘~い。
んなわけで500円で食べる。
人生最高に甘くてうまい。スイカも食べたがメロンの前に食べるべきだった。
そして、芦別炭鉱の小さな町へ、ほぼ廃墟のようだがところどころ住んでいる。
数十件の小さな可愛い町に、食料品や、喫茶店などがあったようで、この町で完結していたようだ。
しばらく行くと道は高架橋になり、向こうにプレートガーダー橋が見える。
もう使われていないと思しき、三井芦別炭鉱のディーゼルカーと、牽引される車両が橋の上に置き去りにされている。なんと粋なことをしてくれるのだろう。雰囲気最高だ。
※鉄橋は国の登録有形文化財で、ディーゼルカーDD501と石炭貨車セキ3820を保存展示してあるそう。
小雨の中を走るが、こんな楽しい発見があるので少しも嫌ではない。
しかし夕方、三笠市でとうとう本降りに・・・・。
途中のバイク屋に逃げ込み、ライハを紹介してもらう。3回も良いライハにあたるだろうか・?そんな虫のいい話が・・・・、あったのだ!!!
廃線の旧萱野駅を改装したライハだ。一泊1000円、トイレ、シャワー付き。
駅長室と思しき部屋で寝るのだ。布団も少しある。
オーナーこれまた面倒見の良い、優しい方。食事はないので近場のモールのガストで食べる。
食事中に豪雨になってしまったが、なんとか帰りつく。今のカッパはよく出来ているなあと感心。
山形のMT01乗りと同室に、二人なので静かによく眠れた。
次の日も小雨、フェリーは明後日。もう一泊すると決めた。MT01氏は旅立った。
オーナーにとうきびもらう。
車掌車もあって雰囲気満点。
暇なので近所の三笠鉄道記念館へ
トロッコ列車は雨で中止だそう。
帰ると宿泊客は合計6名に。
自分は最年長だったので、畳に寝るよう勧められた。2名がシュラフでセメントのたたきに寝てくれた。旅慣れているのでぐっすり眠れたそう。ありがとう。ごめんよ若者たち。幸運なことに台風はギリ逸れていってしまった。帰りのフェリーも予定通り運行されるそう。助かった。それ以前のフェリーは運休もあったそう。
なかよくなったDR-Z400SM乗りの愛車。
名残惜しいが最終日8月11日、小雨の中旅立つ。
途中、店内で食べられる弁当屋さんで昼食。美味しかった。
苫小牧が近づいた。
4車線だからね。カリフォルニアハイウエイパトロール(CHP)気分。
ああ~ありがとう北海道、帰りたくない。
行きとは違ってなんと25人部屋!!!!!多すぎ。でもみんなマナーがいいからよく眠れるんだなこれが。
ガッツリ夕食。
とうとう大洗着。暑い!暑い!暑いの忘れてた。夏なの忘れてた。
帰りに親戚巡りしてお土産渡して、夜中に自宅着。楽しかった旅も終わり・・。
12日間(フェリー2泊)、総走行距離約3000キロ、旅費+お土産費合計95979円(フェリー代とフェリーでの食事代往復4回分含まず)。
次の日初めてSTの水洗いした。流石に塩水もろかぶりながら走ったので水洗いするしかない。
ありがとうST。故障もパンクもなく、12日間を走り続けてくれた。そして無事故無違反でたどり着けたことも感謝。
北海道の人はいい人ばかり。ほぼいい思い出ばかり。私と入れ違いに道内入りしたライダーたちはこの後、雨ばかりだったそう(ラインで確認)。晴天続きの私は運が良かった。
ライハのオーナー2人に聞いてみました。「なぜこんなに安くてもうからないライハを経営するのですか?」
「私が旅をしていた時、たくさんの人にお世話になったから、恩返しですよ」
そうだったのか。
今回は毎日出会いの連続だったし、出会った方の写真や風景写真も載せきれないほど撮ったが、顔を載せるのもわるいので、ほとんど載せていない。
また、地元の方に連れて行ってもらった施設も、公立だったり、他の事情で写真がNGのところもあったので尚更載せられない。が、旅の雰囲気はお伝えできたと思う。
ライハは一番情報収集ができると思う。あまり混んでいると嫌な人もいると思うが、結構いい人ばかり。
一度は泊まることをお勧めしたい。旅が豊かになる。
最後に一言いうなら
北海道最高!日本最高!!優しくて親切な日本人最高!!!
です。
また来年行く予定です。
では、お読みいただきありがとうございました。読んでいただいた方の旅が、素敵なものとなることをお祈りします。
ライダーハウス、遊々仙人倶楽部だ。仙人と思しき優しくて親切なオーナーが迎えてくれた。
震災で不通となってしまったJR日高線 節婦駅から歩いて20秒くらい、のところにある。トイレはこの駅のトイレを使用することになる。町できれいに維持してあるのだ。
ライハの値段を聞いてびっくり驚愕の100円!!!!!
しかもユニセフに全額寄付するという。とりあえず350円を箱に入れる、もっと入れても良かったな・・。
1階に6畳くらい、2階に15畳くらいの部屋があり、チャリダーの青年1人だけだったので私は2階を独占、布団もあるし本当に助かった。静かでのんびりできた。
夕方はオーナー紹介のベンチタイムというおしゃれなレストランで特製ディナー1000円。オムライス、とんかつ、ハンバーグ(多分)、ライハの宿泊者のみのお得なメニューだ。
美味しかった!
牛乳とソフトクリームのおまけつき。
オーナーの女性も明るく親切!
その後ライハから5分くらいのところにある新冠温泉に入る。この旅初温泉だ。
広くて眺めも良い、高台にあるので海も見える。
ライハではバイクを中に入れてくれる。
ぐっすり眠った。
翌日昼ごろまでゴロゴロし、出発。
日高線の惨状を目の当たりにする。
もう帰りの苫小牧まで100キロ無いので、あえて遠回りして富良野方面へ向かう。さすがに午後から初の雨に見舞われる。237号を北上したのだが、とにかくダンプ、トラック、トレーラーばかり。上りも下りも9割近いのではないだろうか。延々ディーゼルのばい煙と水しぶきに見舞われる。北海道でこんなに悪い空気を吸うとは思わなかった。ここは2度と通りたくない・・・・。ただ、トラックのマナーはわるくない。
雨の中富良野でメロンを食べようと思い立った。試食にこれをもらった。甘~い。マジ甘~い。
んなわけで500円で食べる。
人生最高に甘くてうまい。スイカも食べたがメロンの前に食べるべきだった。
そして、芦別炭鉱の小さな町へ、ほぼ廃墟のようだがところどころ住んでいる。
数十件の小さな可愛い町に、食料品や、喫茶店などがあったようで、この町で完結していたようだ。
しばらく行くと道は高架橋になり、向こうにプレートガーダー橋が見える。
もう使われていないと思しき、三井芦別炭鉱のディーゼルカーと、牽引される車両が橋の上に置き去りにされている。なんと粋なことをしてくれるのだろう。雰囲気最高だ。
※鉄橋は国の登録有形文化財で、ディーゼルカーDD501と石炭貨車セキ3820を保存展示してあるそう。
小雨の中を走るが、こんな楽しい発見があるので少しも嫌ではない。
しかし夕方、三笠市でとうとう本降りに・・・・。
途中のバイク屋に逃げ込み、ライハを紹介してもらう。3回も良いライハにあたるだろうか・?そんな虫のいい話が・・・・、あったのだ!!!
廃線の旧萱野駅を改装したライハだ。一泊1000円、トイレ、シャワー付き。
駅長室と思しき部屋で寝るのだ。布団も少しある。
オーナーこれまた面倒見の良い、優しい方。食事はないので近場のモールのガストで食べる。
食事中に豪雨になってしまったが、なんとか帰りつく。今のカッパはよく出来ているなあと感心。
山形のMT01乗りと同室に、二人なので静かによく眠れた。
次の日も小雨、フェリーは明後日。もう一泊すると決めた。MT01氏は旅立った。
オーナーにとうきびもらう。
車掌車もあって雰囲気満点。
暇なので近所の三笠鉄道記念館へ
トロッコ列車は雨で中止だそう。
帰ると宿泊客は合計6名に。
自分は最年長だったので、畳に寝るよう勧められた。2名がシュラフでセメントのたたきに寝てくれた。旅慣れているのでぐっすり眠れたそう。ありがとう。ごめんよ若者たち。幸運なことに台風はギリ逸れていってしまった。帰りのフェリーも予定通り運行されるそう。助かった。それ以前のフェリーは運休もあったそう。
なかよくなったDR-Z400SM乗りの愛車。
名残惜しいが最終日8月11日、小雨の中旅立つ。
途中、店内で食べられる弁当屋さんで昼食。美味しかった。
苫小牧が近づいた。
4車線だからね。カリフォルニアハイウエイパトロール(CHP)気分。
ああ~ありがとう北海道、帰りたくない。
行きとは違ってなんと25人部屋!!!!!多すぎ。でもみんなマナーがいいからよく眠れるんだなこれが。
ガッツリ夕食。
とうとう大洗着。暑い!暑い!暑いの忘れてた。夏なの忘れてた。
帰りに親戚巡りしてお土産渡して、夜中に自宅着。楽しかった旅も終わり・・。
12日間(フェリー2泊)、総走行距離約3000キロ、旅費+お土産費合計95979円(フェリー代とフェリーでの食事代往復4回分含まず)。
次の日初めてSTの水洗いした。流石に塩水もろかぶりながら走ったので水洗いするしかない。
ありがとうST。故障もパンクもなく、12日間を走り続けてくれた。そして無事故無違反でたどり着けたことも感謝。
北海道の人はいい人ばかり。ほぼいい思い出ばかり。私と入れ違いに道内入りしたライダーたちはこの後、雨ばかりだったそう(ラインで確認)。晴天続きの私は運が良かった。
ライハのオーナー2人に聞いてみました。「なぜこんなに安くてもうからないライハを経営するのですか?」
「私が旅をしていた時、たくさんの人にお世話になったから、恩返しですよ」
そうだったのか。
今回は毎日出会いの連続だったし、出会った方の写真や風景写真も載せきれないほど撮ったが、顔を載せるのもわるいので、ほとんど載せていない。
また、地元の方に連れて行ってもらった施設も、公立だったり、他の事情で写真がNGのところもあったので尚更載せられない。が、旅の雰囲気はお伝えできたと思う。
ライハは一番情報収集ができると思う。あまり混んでいると嫌な人もいると思うが、結構いい人ばかり。
一度は泊まることをお勧めしたい。旅が豊かになる。
最後に一言いうなら
北海道最高!日本最高!!優しくて親切な日本人最高!!!
です。
また来年行く予定です。
では、お読みいただきありがとうございました。読んでいただいた方の旅が、素敵なものとなることをお祈りします。
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